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育児(ブランク)からの再就職について

パートで勤務、融通が利きそうだけど…お勧めしません!

育児のブランクがあり、再就職に不安を感じる看護師は多くいます。しかし車の運転と同じで、1度覚えたことはからだに浸み込んでおり、すぐに感覚が戻ります。それでも不安に感じる場合、再就職者が比較的多い病院を希望のがポイント。なじみやすい科への配属、復帰後のOJTもあったり。なによりベテラン後輩に聞きづらいことも、同じ境遇の復帰者に尋ねられる心強さがあります。数年前でも機器の進化、手順の変更はお約束のようにあります。馴染みあるベットメイキング1つでも、丁寧に確認しながら復習するようなイメージでこなしていきましょう。
看護師の復帰においてよく耳にする質問の1つに、仕事の形態があります。保育所に預けると病気をもらいやすい、はじめは早退ばかりで仕事にならない…。こんな話を聞いて(まずはパートから!)と思う女性も多いハズ。しかし復帰するなら正社員がお勧めです。理由は、看護の現場ではママでも働ける環境が伴っているから。子育てをメインに考えているケースは例外ですが、万が一のときに備えての選択であればもったいない話。保育所からの呼び出しは正社員でもありうる話だし、そんなときは申し送りすればいいだけ。同じことをこなしているのにボーナスはない、福利厚生や手当てだって。生活する分だけ…と割り切っても、なんか蚊帳の外のような仲間外れ感がやりがいを削ってしまうことだってあります。
復帰を目指す看護師は正社員、ということはお伝えしましたが、看護師のブランクが3年以上開いているケースでは社会人としてのビジネス感覚に留意する必要があります。3年間の間に現場から離れ、主に接していたのはちいさなこどもを含む家族。復帰後のOJTでは真面目に受講していても頭にはいっておらず、集中力が低下している光景が。子供と離れ、その様子が気になってしまうなど、いろいろ考えてしまう気持ちもわからないでもありませんが、せっかく復帰するからにはその場に集中し、より早い復帰を目指すよう心掛けましょう。お迎え、食事の買い物や掃除・洗濯のことは白衣を脱いでから!復帰を検討しはじめたら患者さんとのコミュニケーションも必要になってきますので、新聞など時事への関心も忘れずに。アピタル関係の記事には最低限、目を通しておきましょう。
女性看護師の再就職は、ブランクのない転職者と基本は同じです。1番大切なポイントにはじまり病院側の考えていることも合わせて読んでみてください。

看護師復帰のイメージ

【まとめ】女性看護師の再就職のポイント

  • 復帰するなら迷わずフル(正社員)!やる気とお金で育児のバランスをキープしましょう。

雇用形態、決めずにとりあえず復帰もアリ!

看護のスキル、収入の面から本文では正社員を推奨しましたが、正社員ありきにとらわれ過ぎない復帰も場合によってはお勧めします。例えばこどもが体調を崩しやすいケース。定期健診への付き添いや自宅での看病が必要です。育児に並行して親、祖父母の介護をこなすケースも増えてきました。そして自分の趣味の時間。思いっきりからだを動かしたり、以前から興味があったことを学んだりするのは意外にもベストタイミング。心の余裕も必要になってくる時期だからこその働くスタイルにとらわれない考えかたが求められています。
看護師のパート・アルバイトも充実しています。時給の相場は1,500円~2,000円程度。内容は介護系が多く、施設や訪問などのスタイルがあります。想像できるとおり決まった時間、内容が多いので残業もなく土日休みが一般的。リハビリなどの看護は加わる会社では3,000円を超える時給で、シフト5日勤務で約30万と正社員と同じ程度の収入を得られるケースもあります。このような職場では正社員への登録制度を採用しているケースも。正社員への転換制度は、育児からのウォーミングアップを図る1つの方法といえます。
雇用形態はあくまでスタイル。短時間労働者でも福利厚生(※)や有給制度(※2)が適用されている会社も増えてきました。中には賞与や退職金を支払う企業もあります。もし短時間労働から正社員への転換を検討しているのであれば看護師の求人を紹介してくれる仲介会社に、雇用側の病院のパートに対する考え方を聞いてみるのがいいでしょう。
1つ気をつけてほしいのが、派遣社員。平成15年の法改正で、同じ職場で勤務できる期間が最長1年間となりました。仕事内容はパートやアルバイトと同じく介護系が主流ですが、現場が1年単位で更新されるので、派遣先のノウハウがリセットされてしまい非効率です。
また5年以上とブランクが長いケースでは、研修制度がしっかり整った病院であることがマスト。忙しい看護の現場で教える時間が惜しまれたり、看護助手と役割が細分化されたところでは板挟みになってしまうトラブルも増えてきています。面接のときに研修内容、期間、プリセプターなどの詳細をしっかりと聞いておきましょう。
ビジネスセンスを少しずつ取戻すことで、急な環境の変化によるからだや心のストレスを緩和することに繋がります。看護師が不足している今では、知人の紹介で働くスタイルもめずらしくありません。信頼できる職場で準備運動をする感覚で
※雇用保険制度…1週間の所定労働時間が20時間以上かつ1根に状の継続勤務が見込まれるケースに採用される
※健康保険・厚生年金…就労形態や内容など総合的に‘常用的使用関係にある’と認められるケースに加入権利がある(1日の所定労働時間と1ヶ月の勤務日数がいずれも正社員の3/4以上であることが1つの基準といわれる)
※2有給休暇…6ヶ月以上継続して勤務し、全労働日数の8割以上出勤していれば有給休暇を取得する権利がある(ただし週の所定労働時間・日数によって取得できる有給休暇の日数が異なる)

もしパートでゆるく…なら、夫の扶養になれるのは103万円。

学生時代に月のバイト代の上限を気にしていた記憶はないでしょうか?親の扶養の範囲で稼げるギリギリの金額。それが‘103万円’です。この金額を超えてパート(看護)をした場合、超えた総額から所得税がマイナスされ、扶養している夫は38万円の控除を受けられなくなります(夫の勤め先に配偶者控除の制度があるケースに限ります)。そして総額が130万に達すると、国民年金や健康保険など社会保険料は自分で払うことに。この少しの差で世帯年収が50~60万減ってしまうこともあるので、注意が必要です。
まずはパートでコンデションを整え、慣れてきたら正社員になるステップも1つの方法。責任ある努めができる看護師だからこそ、スキルアップに伴う年収を見込むことが叶うのですから。